ピッキングバイトの服装の選び方は?私服でOK!動きやすくて汚れてもいい服がベスト

倉庫内を一日中歩き回るピッキング作業では、動きやすさや安全性を考慮した服装選びがとても大切です。
初めてピッキングバイトをする方は服装の選び方がわからないと思うので動きやすくて汚れてもいい服装を選びましょう。

基本的に私服でOKですが汚れることもあるので気をつけてください。
毎日のように倉庫現場に人材を派遣している現役派遣会社社員がピッキングバイトに最適な服装の選び方を未経験の方にわかりやすく解説します。

業界的にNGな服装や季節ごとに気をつけること。ベテランさんがどんなことにこだわっているか紹介しますよ!
ピッキングバイトとはどんなお仕事なんでしょうか?

ピッキングって言葉だけだと想像がつかないですよね。
まずは基本的なお仕事の内容を確認してください。
倉庫内作業のお仕事
ピッキングバイトは物流倉庫内のお仕事の1つです。
リストに書いてある商品を倉庫内の棚から集めてくるおつかいのようなお仕事です。
- 検品
出荷する商品の数が間違っていないか確認する仕事 - 仕分け
出荷する商品を発送先ごとに分ける仕事 - 梱包
ピッキングされた商品を箱詰めする仕事 - 荷下ろし
倉庫に届いた商品をトラックからおろす仕事
倉庫内作業は身体を使ったお仕事が多く特別なスキルや資格が必要ないので、未経験から始められるのが魅力です。

ピッキングバイトでは制服が用意されていることはないので基本的に自分の用意した私服で働くことになります。
とはいえ倉庫内での作業になるため動きやすさと安全性を考えた服装選びが大切になります。
ピッキングの仕事は倉庫や工場で商品や荷物が入った段ボールを扱う作業が多いため汚れても良い服を選ぶようにしましょう。
お気に入りのシャツや新しいズボンは避け、着なくなったTシャツやパーカーなどを仕事用として活用するのがおすすめです。
ピッキングバイトの服装を選ぶ上で最も大切なポイントは安全です。

棚や段ボールにぶつかることがあるからです。きちんと服装を選ばないとケガのリスクが発生します。
具体的には肌の露出を減らす、歩きやすい靴を履くことが大切です。

長袖、長ズボンにスニーカーなどの運動靴を選ぶのが基本です。
また、商品へ引っかかってしまうようなフードの紐が長いパーカーやネックレスなどのアクセサリーは着用禁止としている会社が多いです。
ピッキングバイトは倉庫内を歩き回ったり棚から商品を取ったりと大きく体を動かす作業が多い仕事です。作業の邪魔にならない動きやすい服装を選びましょう。
裾が広がっていたり過度な装飾がある服を着ていると商品や棚に引っかかる危険があるので注意が必要です。
ピッキング作業を行う物流倉庫では職場によって空調の有無など環境が変わってきます。そのため、季節の気温に合わせて服装選びも快適に働くための重要なポイントになります。
夏場は…
通気性の良いTシャツがおすすめ。汗をかくので着替えを用意しておくと良いです。
冬場は…
防寒対策が必要。但し、作業中は動き回るので長袖シャツの上にパーカーを羽織るなど着たり脱いだりして調節できる服装を選ぶのが良いです。
改善はされてきているとはいえ、倉庫環境は季節影響が大きいです。
夏場の倉庫はとにかく暑くて、汗だくで作業するのがしんどかったです。

上記のような口コミもあり。対策が必要です。
ピッキングバイトでは取り扱う製品によって冷凍や冷蔵倉庫で働くこともあります。
季節を問わず常に低温の環境で作業するのが特徴です。そのため服装選びでは防寒対策が最も重要なポイントになります。
実際に冷蔵の食品倉庫で働いた人からはこんな口コミがありました。
自分が行っていたところは食品倉庫なので、作業場が基本的には10度以下です。寒さに強い人にもおすすめかもしれません。

多くの場合、会社から専用の防寒着や安全靴が無料で貸与されます。
ただし、防寒着の下に着る服は自分で用意する必要があります。

保温性の高いインナーの上に長袖のシャツやトレーナー、暖かいズボン(パンツ)を合わせるのがおすすめです。
勤務前に防寒着は何を貸してもらえるのか確認して現場に向かうようにしましょう。

派遣会社だと仕事を紹介されるタイミングで確認できます。一般のアルバイトの方は募集条件に記載がありますので確認するようにしましょう。
おすすめのピッキングバイトの服装を紹介します。

ピッキングバイトの持ち物についてもアドバイスします。
おすすめのピッキングバイトの服装
動きやすさと安全性を考えたカジュアルなスタイルが基本です。
- トップス:Tシャツ~長袖(季節に応じて)
- ボトム:ストレッチ系の長ズボン(チノ/カーゴ可)
- 靴:スニーカー(職場により安全靴)
- 髪・装飾:長髪は結ぶ、アクセは外す。
冬場の寒い倉庫ではシャツの上にパーカーを羽織るなど体温調節ができる服装が働きやすさのポイント。
ピッキングバイトの持ち物
ピッキングの仕事では服装以外にも用意しておくと便利な持ち物があります。

軍手
会社で貸してくれる所もありますがサイズや使いやすさを考えると自分で用意することをおすすめします。
手のひら全面にゴムの滑り止めが付いたものがおすすめです。
タオル
体を動かす作業のため季節に関わらず汗を拭くタオルはあった方が良いです。
特に空調がない現場で働く場合は多めに用意しておくと安心です。


腕時計
倉庫内には時計がないことも多いため腕時計があると時間管理に役立ちます。
※スマホは倉庫内に持ち込み禁止の職場もあります。
ピッキングバイトの作業をする物流倉庫では空調設備の有無によって季節による気温差や環境の変化が激しかったりします。

働く時期にあわせた服装選びが大切です。
季節に合わせた服装の基本と注意点を解説していきます。
夏・暑さ対策がされた服装を意識する
夏場のピッキングバイトは空調がない倉庫や工場の場合、想像以上に過酷な環境になることがあります。
基本の服装はTシャツにズボンでOKですが汗を素早く乾かす吸汗速乾素材のシャツを選ぶのがおすすめです。また、大量の汗をかくことも多いので着替えを一枚用意しておくと快適に働けます。
独自調査した口コミでも夏場の倉庫について回答がありました。
現場は、冷房がなくて冷風機しかないので、夏場はかなり暑くて倒れてしまう人や救急車で運ばれる人もいました。

空調設備がない倉庫はまだまだ多く、熱中症対策をしていることが普通ですが現場で倒れてしまう人はいます。暑さ対策は重要です。
冬・防寒対策がされた服装を意識する
冬場のピッキングバイトでは暖房が不十分な倉庫や工場も多く、現場の底冷え対策が服装選びの重要なポイントです。
基本は長袖シャツに暖かいズボンを合わせ、その上にすぐ脱いだり着たりできるパーカーやフリースを用意して簡単に体温調節できる工夫をしましょう。
独自調査した口コミでも冬場の倉庫について回答がありました。
仕事は倉庫での作業だったので、冬はとても寒くて、コートを着ながら仕事をしないといけなかったのが辛かったです。

寒さ対策も重要ですが、厚手のコートなどはかさばってしまい動く邪魔になってしまうので動きやすい服で防寒対策をする必要があります。
ある程度服装が自由なピッキングバイトですが安全性の理由からピッキングバイトに向かない服装があります。
- 肌の露出の多い服装
- 歩きづらい履物
- アクセサリー類の着用
- 派手過ぎる服装
1つずつ詳しく解説していきます。
スカートや半ズボンなど肌の露出の多い服装
ピッキングバイトではスカートやハーフパンツ、タンクトップなど肌の露出が多い服装は、安全上の理由から基本的にNGと考えましょう。
女性の場合、スカートではかがんだりする作業がしにくく動きの妨げにもなります。
夏場の暑い季節であっても安全第一で長ズボンを選ぶのが基本です。

サンダルやハイヒールなど歩きづらい履物
ピッキングバイトでは服装と同じく履物選びも安全の観点から非常に重要です。
広い倉庫内を長時間動き回る仕事なので万が一荷物が落下した場合に自分を守るためにも足全体をしっかり覆うスニーカーが基本です。

派遣する倉庫によってはまた安全靴の着用が義務の場合があります。
アクセサリー類の着用
ピッキングバイトでは安全な作業環境を保つため指輪やネックレス、ピアスといったアクセサリー類の着用は基本的にNGです。

服装だけでなくこうしたアクセサリーなどのおしゃれアイテムについても職場によって細かい決まりがある場合があります。
派手過ぎる服装
ピッキングのバイトは服装が自由な場合が多いですが、だからといって何を着ても良いわけではありません。

清潔感を第一に考え落ち着いた色合いの服を選ぶことをおすすめします。
安全や作業内容に直接影響はなくても周囲から浮いてしまうような服装は良い印象を与えません。

物流現場でスタッフさんがこだわっていること
私の勤務する派遣会社では数多くピッキングのお仕事をスタッフさんへご紹介しています。

実際に現場で働くスタッフさんが服装についてこだわっている点をお伝えします。
ベテランスタッフほど靴にこだわっている
ピッキング作業を行っている現場では靴にこだわっているスタッフさんが多いです。
その理由はピッキング作業の歩行距離。
ピッキング作業は多い時で1日1万歩以上歩くことがあり仕事に慣れたベテランスタッフさんでも週5日ピッキング作業をすれば疲労がたまります。

中には靴以外に中敷きにもこだわっている方もいました。
少しでも疲労を軽減させるために足元にこだわりがあるベテランさんがいます。
最近の流行りはインナーへのこだわり
暑さ寒さ対策としてインナーにこだわる方も増えてきています。

私が現場で働いていた時代は冬場になると厚手のアウターで体温調節をする人が多く見られました。
しかし最近では保温性に優れた高機能インナーの普及によりインナーにこだわりつつアウターは動きやすい薄手のものを選ぶスタッフが増えています。
冬場に重ね着しすぎて動きづらい事も減ったようです。
夏場に空調服を使用する際は汗の気化による体温調整が行われます。そのため汗を効率よく気化させる高機能インナーを着用することで、空調服の効果をさらに高めることが期待できます。
ピッキングバイトは基本的に私服で勤務することになるので自由な服装で仕事をしたい人におすすめできるお仕事です。

とてもおしゃれなコーディネートで働いている方もいますよ
但し、自由だからといって安全意識を無視した服装はNGです。まずは動きやすくて汚れても平気な服装をして慣れてください。
大体のことがわかってきたらピッキングバイトのコーディネートを楽しんでみるのはアリです。皆さんの安全が第一ですよ!